不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

四月一九日、当たり

 寝ていたら電話がかかってきて、あーもう抗議の電話だ、きっとそうだ、心配した通りだよ、あー……とスマートフォンの画面を見たら上司からで、だったら違うな、ミスかトラブルかと違うヒヤヒヤを覚えながら出たら、今夜の持ち回り当番制の仕事の手伝いをしてくれないかという連絡であった。今日の担当が後輩で初めてだから誰かついてやってほしい、本当は別の奴に頼んだんだけどそいつは子供の誕生パーティがあるみたいなんだよ……と言うので、じゃあまぁ仕方がないのでやりますよと引き受ける、手伝いという形とはいえ四人の持ち回りなのにこの四ヵ月で三回目の出番である。いつも貧乏くじばっかりだなぁとこぼしたら、「それがそのうち当たりくじになるんだよ」とカミさんに言われて目から鱗が落ちる、いいことを言うねぇ。「それか、小さく当たっていて気づいていないだけか」、それはちょっと寂しいではないか。夜仕事なら昼はもう何にもしない、仕事なくても何もしないつもりだったがよりそう思って、ただただだらだらする。早めの夕飯喰って会社へ行き、作業の指示をして、あとは見守りという名の待機をしながら音楽を聞く。