不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

一二月一五日、宇宙

 「宇宙に行きたい」とカミさんが言うので、恵比寿に向かった。最近は恵比寿に来るたびに「昔はよく来ていたよなぁ」と毎回思うようになってしまった、今回も思った。ガーデンシネマが復活した時は喜んだけれど、ここでしか見られないという作品が減ったのもあってあまり行かなくなってしまった。

 東京都写真美術館へ。一階の映画館こそそれなりに人がいたがそこ以外は少なめ。まずは地下一階の「138億光年 宇宙の旅」。これが行きたかった宇宙。いやはや、どれもすごい。想像をこえるような光景ばかりだが、説明を読むとさらに想像を超えていて、あまりの広大深遠さに気が遠くなりそうになる。だからといって自分の目の前の悩みが小さくはならないんだけど。

 二階に移動し「瀬戸正人 記憶の地図」へ。ビンラン・スタンドの写真は知っているくらいだが見応えあり。公園のカップルを撮影するのに、35mmカメラだと警戒されて断れてばかりだったけど、大判カメラを持っていかにも写真屋ですといった感じで近づくとOKばかりだった、というエピソードがおもしろかった。

 鑑賞前にガーデンプレイス内で昼飯(パスタ)を喰ったがイマイチでガックリ。どうも石焼飯を出していたテラスなき後、恵比寿で喰うものはハズレが多い。もう恵比寿では飲食はいいやと思い、離れて地元に戻る。仇とばかりにうまいものを食べたいと思ってクレープ。食材買って公園を散歩しながら帰宅。炬燵で気づいたら転寝。夕飯もまたリベンジでパスタにする。食後はカミさんは初見、俺は再見の『仁義なき戦い』を見て、二人して「おもしろすぎるー!」とキャッキャする。