不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

二〇二〇年のSpotify

 Spotifyの2020年のまとめができていたので見てみた。昨年と出すデータなどが変わっているので比較できん(曲数や時間がないな)。とりあえずわかるものだと1403人のミュージシャンの音楽を聞き、トップ5がグレン・グールドアリアナ・グランデパール・ジャムboris高橋悠治だった、確かにどれもたくさん聞いた覚えはあるが変な組み合わせだ。グールドを一番聞いた一年の最後にグールドを教えてくれた人が逝ってしまうなんてな。ジャンルばらばらで実際482のジャンルを聞いてそのうち280が新しいジャンルだそうで、わりといろいろ聞いているんだなと思う一方、音楽のジャンルはそんなに細分化されているのかと驚いた。

 The Yellow Monkey宮本浩次が入っていないのはCDを買ってそちらで聞いているからなのだが、前者はまぁ配信シングル一曲ではあるが新譜二枚出した宮本が含まれていれば断トツ一位だろう。曲単位でも聞いた曲の第三位に“ハレルヤ”が入っていた(ちなみに一位は大橋トリオの“kite”)。三月発売のアルバムより先行して二月に配信されたこの曲は、つまりこういう状況になる前に作られたもので、その後の閉塞した世の中において《ばからしくも愛しきこの日々を イエイ ああ涙ぢゃあなく 勇気とともにあれ ああ笑いとあれ 幸あれ》という歌がどれだけ俺を勇気づけたか。音楽は通路を選ばずに届く、あなたと俺と世界に祝福あれ。


Glenn Gould 1/4 Goldberg Variations (HQ audio - 1981)


宮本浩次-ハレルヤ