不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

一一月七日、横浜アリーナ

 昼飯を喰ってからフレッシュネスバーガーに入り、仕事の資料読み。資料の修正も兼ねているのでペンを片手にあれやこれやと進めていくこと二時間ほど。キリのよいところで切り上げて帰宅。一休みしたら、早めの夕飯(パスタ)を取り、喰い終わって一息ついたところで本日のメインイベント、THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary LIVE - YOKOHAMA SPECIAL-の配信開始。

 行こうかとチケット抽選に申し込んで一度外れて、まだまだチャンスはあったのだが冷静に考えると三日の東京ドームは行っているのだし、席数が少ないのだから同じ人がそう何度も行くのも悪いかなという思いもちらっと浮かんだので(何度か行くのを否定する気はない、俺も行っているし)、自宅からの参加となった。Huluなら大きなテレビで見られるのが嬉しい。身体は東京、心は横浜。

 初めて見て衝撃を受けたライブ映像がWOWOWで放映されたFIX THE SICKSで(録画したビデオを擦り切れるほど見た)、初めてライブに行ったのがパンチドランカーツアー最終日1999年3月10日だった者としては、あの頃の思い出の数々を、喧嘩するのではなく現在形として新しく塗り替えてくれる夢のようなセットリストであった(少し曲数は少なく思ったが)。まさか“NAI”が聞けるとは。そしてラストの“SO YOUNG”の旋律の美しさよ。それにしても、そりゃドームで一度やったのだからある程度は感じが掴めているだろうとは思っていたけれど、まさかそのライブ一回だけで「コロナ禍のライブの空気」を完全に手懐けてしまうとは予想していなかった。何ならバンドから余裕すら感じられた。ドームで開けた新しい扉の先にある、笑顔すら見えた祝福のライブで勇気づけられた。

 ライブが終わったのは20時過ぎで、しかし家にいるのだから気楽なものだ。ライブの空気は格別なものだが、これはこれで違った楽しさとメリットがあっていい。夕飯の片付けをしてからカフェラテ。明日も家か近所で仕事の作業を進める予定なのが、これは休日仕事扱いになって代休がとれないものだろうか。