不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

九月一九日、甘辛

 皮膚科に行って処置をしてもらってからカミさん実家へ。カミさんは何度か帰っているが俺は年末に会って以来、こういう状況なので仕方がないが不義理ですみませんという気持ちは確かにあるけれど、俺なんかに別に会いたくないのではという気がしないでもない、というふうに思うのも失礼なわけで、義実家での立ち位置というのは難しい。加えていつも近所の鰻屋でごちそうしてくれるから申し訳ない、しかしここの鰻はたいそううまくていつもニコニコしながら喰ってしまうのを見られていて恥ずかしい。今日もヒレ焼き、肝焼き、白焼き、そしてうな重をごちそうになってしまった、ああ、うまい、幸せと無意識に口にしてしまった。

 義実家でだらだら猫と過ごす。それだけなのに帰る時には疲れ切っていて、緊張もしないし気も使わないのだが、やはりどこか気が張っているのだろう。たっぷり喰ったし、夕飯はデパ地下のお惣菜でいいな、ちょうど新宿で降りるから伊勢丹地下を見てみようと気軽に立ち寄ったが、結構な混雑具合ですっかり元の通り、いやそれよりもまだ少ないのかもしれんが人は多い。うんざりして何も買わずに地元に戻ったら、ちょうど五平餅の店が出店している事を思い出して買う。昼も夜も甘辛な上に、野菜が全然ない。これはいかんと思いつつも、今日はこれでいいやと諦める。食後、しばらく入浴禁止なので半身浴とシャワー。冬でなくてよかった。