不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

八月二九日、病気

 相変わらず喧しいTwitterを眺めていたら、「ボーズマンが……」という呟きが流れてきて、俺が知っているボーズマンは一人だけでそれを言っているのはデマや飛ばしは言わない人なのでまさかと思い検索したら、あのチャドウィック・ボーズマンの訃報があって驚いた。2016年つまり『シビル・ウォー』の時からステージ3の大腸がんで、年を追うごとにステージが上がっていったという。多くの人が『42』や『ブラックパンサー』の名前をあげているが、個人的には『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』の印象が強い、圧巻のライブシーン、特にラストの”TRY ME”は泣ける。まだ43歳、あまりに早い。病気で仕事を断念した政治家がいる、病気で早く亡くなってしまったスターがいる、その世界はいまウイルスで満ちて多くの人が亡くなっている、カミさんは難病になった、俺もなるだろう、いつなるかなんてわからない。陳腐な言い方だけど、後悔しないように生きるしかない。

 豚バラうどんを食してから外出、久し振りに立川へ。ぶらぶら散歩をしてから高島屋猿田彦珈琲でホットケーキとコーヒー。ジュンク堂を覗いてから、その上にあるキノシネマで『オフィシャル・シークレット』。『デッド・ドント・ダイ』以来の映画館で、冒頭の映画泥棒CMが変わっていたのも知らなかった。映画は、描かれているものは重いけれど、作品としては至って凡庸。サスペンスを期待すると肩透かし、では法廷劇かと思うと拍子抜け。正直一番おもしろかったのが、最高機密の扱いがそんなぞんざいでいいのかという点だった。他にも喰い足りないところが多かった。しかし、映画館はやっぱりいいな。もう少し来るようにしたい。

 オリオン書房に寄ってから、ラーメンスクエアで夕飯、麺ばっかり食べている。帰宅し、アイスラテを飲みながら買ったテレビをいろいろいじくる。Netflixが見られるのは知っていたが、Amazon prime videoも見られるとは知らず、アカウント設定をしまくる。テレビでこの二つが見られるなら大きいのを買ったのは大正解だった。試しにともうすぐ見放題が終わる是枝裕和監督『DISTANCE』を再生、2001年の映画でみな若い。一時間くらい見てから中断してテレビに回したら、サンドウィッチマン主体のコント番組がやっていたので少し見てから風呂に入る。