不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

八月二三日、来る、フジロック

 今日雨降るでと予報で言っていたので、とりあえず午前中は様子見をしていたのだが、降ったり止んだりを数度繰り返してからは雨雲が見えず、アプリで降雨状況を確認しても自分の周囲では降りそうになかったので、昼飯を喰ってから念のために折りたたみ傘を持って外出。一週間くらい前から「クレープが食べたい」と唸っていたカミさんのためにクレープ屋へ。クレープには生クリームは入れずシンプルな味にする派である俺はチョコアーモンドを、カミさんは別にその派ではないけど今日はハニーバターを選ぶ。評判がいい店で、絶品というほどではないけれど(クレープにそんな味は求めていないし)そこそこうまくて、安くて、ボリュームがあって、何よりソースやトッピングがケチケチしていないのでよい。その場で生地を焼いていない、またケチくさいクレープ屋は滅んでもいい。

 目的を果たしたらすぐ帰宅。Amazon prime videoで『来る』を見る。中島哲也監督作ならではの、人間や感情に興味がない事がよくわかる脚本で、間をイメージや音楽で埋めていくパターンなのは少し飽きて、大集合をはじめとした祈祷師パートは大変おもしろいがメインはかなり喰い足りず、原作読んでみようかな。フジロック配信冒頭のエレファントカシマシを見届けてから夕飯作り、タコとアスパラのペペロンチーノ。食中食後と見続けて、気づいたらほぼ全部見ていた。途中のサンボマスターが熱かった。ヘッドライナーたちはメイン曲だったのにOASISだけは何故か渋い、この時はリアムの調子が悪かったからか。今日の配信で知ったtoconomaというインストバンドを流しながらこの日記を書いている。フジロックには行った事がなく、よし行こうと決めたのは今日も流れたRed Hot Chili Peppersがヘッドライナーだった2006年で(豪快に間違えていた、今回の配信では流れなかったAtoms For Peaceがヘッドライナーだった2010年の事だった、フリーがいるのは一緒)、チケットを購入した直後、悪友からまさにフジと同じ日程で福岡で結婚式を行うという連絡があり、これであっちへ行ったら一生何か言われるなと思い断念した。この時に、俺はもうフジロックとは縁がないのかもしれないなと薄々思ったのだった、まぁ決めつける事はないのだけれど、インドアな俺がアウトドア全開のあそこにふらりと行けるとはあまり思えないのも確かであった。