不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

味のある水は水ではない

 日帰り出張で関東の北へ。打ち合わせ中、先方がどうぞと「いろはす」を出してくれて、有り難しと早速開けて口に入れたらあまりにも甘ったるくて驚き、吐き出しそうになってしまった。改めてラベルを見たら「メロンクリームソーダ味」とある。ぱっと見は水でしかないしそれほど派手に書かれてもいないから全く気づかなかった。「いろはす」のみかん味は飲んだ事があるが、しかし何もメロンクリームソーダ味を作る必要はなかったと思う、当然炭酸ではないからソーダソーダでも気の抜けたソーダであって、そこにアイスクリームにメロンと来れば、甘さ500%で歯が溶けそう。そもそも何故仕事の打ち合わせでこんな微妙なものを。これが大好きでオススメだったのか、別段そんなそぶりは見せなかった。イタズラでこちらの反応を見ようとしたのか、いやそんなわけない、今日が初対面だ。先方も自販機か何かで普通の水だと思って買った、たぶんそのあたりだろう。先方は自分の分は用意していなかったので真相は藪の中。二口くらい飲んであとはバッグに仕舞い、先方と別れて一緒に来ていた上司に言おうとしたら「なぁ、何で水が甘かったんだ?」と聞かれる、ポーカーフェイスだったが驚いていたらしい。北関東の水は甘いんですよ、みたいな冗談でも一つ言いたかったが疲れていて「メロンクリームソーダ味らしいですよ、甘いですねー」と気の抜けた事しか言えなかった。