不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

どうでもいい昨日の続き

 ちょっと聞いてください、いやくだらない話だから忙しければ別に聞かなくてもいいんだけれど、せっかくここまで来たのだから時間があるなら暇つぶしとして聞いてくださいよ、聞いてというかこの場合は読んでなんだけど、お役立ち情報でもライフハック術でも訴えでも主張でもない本当にくだらない話で、とりあえず昨日の日記の末尾を読んでください。ここに引用しろと言われそうなのでしますが、《しばらくカレーは避けよう》とあります。その直後に《たぶん無理だけど》とも書きましたが、まさか自分でも驚きなんですけど、今日の昼飯がカレーだったんですよ。もちろん自分の選択ではあるのだが、やむやまれずの選択だったわけです。

 午前中、仕事で上司と出かけて、用を済ませたらちょうど昼飯時で、「なんか喰って帰るか」と言われたのだがそのへんに適当な店がなかったので、駅までの道にあるわりと高級なホテルの一階の、ティーラウンジって言うんですかねあれは、そこで喰う事になった。メニューを見ると、うん、なかなかのお値段でありまして、一番安いのが、そう、カレー、三千円弱、高いな、いつも喰っているカレーなら下手したら四杯分だ。まぁホテルのレストランならこんなものだろう。以前カフェオレ千四百円の店もあった。上司はいつも奢ってくれるし、値段をとやかく言う事は一度もない人だからカレーを避けてそれより高い料理を選んでも全く気にしなかっただろうが、問題はカレーよりも高いものに食べたいものがなかった事である。ステーキもエビフライも、その時は喰いたくなかった。この値段を出して(もらって)たいして好きでないものを喰うのが一番失礼なのではないかと考え(言わなきゃ気づかないけど)、カレーにした、ちなみに上司もカレー。仕方なかったんや。

 よほどこだわった店であれば別だが、こういうホテルのカレーはたいがい無難でそれほど辛くもなく、おいしいけれどおもしろみのない味である事が多く、ここでもそうだったわけだが、まずくないどころかおいしいはおいしいのだし、奢ってもらっておいて文句なんていくらなんでもバチが当たる(バチ?)と思っていたら、店を出た直後に上司が「なんか、ふつうというか、まずくはないけどうまくはなかったな!」と笑顔で言うものだから全力で同意してしまった。会社近所の喫茶店のカレーの方がうまいですよねー、なんて余計な一言も付け加えて。

 以上、《しばらくカレーは避けよう》と言った翌日にもうカレーを食べたというくだらない話(言い訳)でした。昨日、「こう書いておけば自分への戒めになるはずだ」と少しは思っていたのに何にもならなかった。もう、本当に、さすがにカレーはしばらく避ける、なし、なしったらなし(フリではない)。