不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

五月一四日、毛

 忙しくて昼飯を外に喰いに行く時間もなかったので、仕方なくコンビニに買いに行った。レジを待つ間、近くの柱が鏡ばりになっていたので疲れた顔をしてんなぁと自分の顔を見ていたら、鼻毛がちょろっと一本出ている事に気付いた、もう駄目だと思った。鼻毛はおそろしい、どんなに格好つけても、どんなに優秀でも、どんなに顔がよくとも、鼻毛が一本でも出ているだけで説得力が崩壊する。それを防ぐにはいつも鼻毛が出ている人と認識されるしかない、たまにそういう人はいる、それ以外では方法はない。日々身嗜みはバッチリとは言わないが、気をつけてはいるはずなのだが目に入らなかったのだろう、疲れていると改めて感じた。今日以外でも出ている時はあるけど。会社に戻り、ハサミで処理した。その後、夜まで仕事、23時近くに会社を出る。自粛空気が緩んでいるとはいえ夜遅くは人は少ない、電車もまばら。帰って振り返ると仕事以外では鼻毛の事だけ覚えていた、やな一日だ。