The Yellow Monkey再集結後の初の新曲はご存知の通り”ALRIGHT”だったわけだが、実は先に第一弾の楽曲として予定していたのはこの曲だったそうである。その時にどこまで曲が完成していたのかは知らないが、少なくともこういう時に（またそのために）作られた曲ではないはずなのに、こういう時に聞きたかった曲だ。先の震災直前にリリースされた吉井和哉の”LOVE & PEACE”の事を思い出す、またエレファントカシマシの”悲しみの果て”を。菊池成孔が「普段通りの音楽を続けるのが一番のメッセージである」「平時から、芸術というものは、有事の備えになっているべき」と書いていた。現時点で4月頭のドーム公演がどうなるかはわからない、延期・中止の可能性も十分ある。仮に開催の決断をしたのなら、次は俺たちが行くか行かないかの決断をしなければならない。善悪、正しい間違いではない、決断は自分のもの、自分の決断を。いまと少し先の未来とその先の未来。
未来は未来で 大きな口を開けて
笑ってるのかな それならいいけれど
愛とは何かを 知ったその朝に
僕らは この部屋出て行くのでしょう
また会えるって 約束して
