不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派今日は紅茶は飲まなかった日記

 風が強い、春一番らしい、花粉が飛んでいるらしく目にゴッツいかゆみ。不急不要でない外出はしないようにと言われているが、映画がその回にしかやっていなくてすぐに終わりそうだからと映画を見に行く。第一次大戦の兵士たちを映したフィルムを修正、編集したドキュメンタリー『彼らは生きていた』。英国人はいつでもどこでも誰でも紅茶を飲む。紅茶が出てこなかった同じく第一次大戦の映画『1917 命をかけた伝令』と補完し合う作品かと思っていたが、むしろ似て非なるもの、リアルとリアリズムは違う事をまざまざと見せつけられた(どちらが良いかという話ではない)。モノクロフィルムに色づけする事や、どの場面でもひたすら誰かの言葉が挿入される事、露悪的な死の見せ方などはちと疑問ではあったが、膨大な資料からよくこれを作り上げたなという力作ではある。生を感じると同時に死者の声はなかなか聞こえてこないものだなとも思う。余談ではあるが、今作のイギリスもそうだし、テロを喰らう前のアメリカもそうだが、戦地は遠くにあって思うものでなくなった時に初めて戦争の暴力と恐怖を実感するのだろう。気分転換でカラオケに行ってから塚田農場で夕飯。小雨降るなか帰ってカフェラテ。Netflixで『ザ・シェフ・ショー』とマルコムXのドキュメンタリーを1エピソードずつ見てから風呂。