不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

俺の事は忘れておくれ

 仕事始め、出社した後輩がヒゲを伸ばしていた、年末年始に放ったらかしにしていて伸びたのをそのままにしてみたという、なかなか似合う、周りの評判もよい。後輩は背が高く眼鏡をかけていて、ここにヒゲが加わると俺と顔の特徴というか、印象というか、キャラがかぶる。かぶるどころではない、後輩は俺より背が高く、俺より個性的な眼鏡をかけ、俺よりもヒゲが濃い、全ての特徴で上回っている、上書きされる、外部の人が「担当の方の名前を忘れてしまったのですが、背が高くて、眼鏡をかけていて、ヒゲがある人です」と言ったら後輩が選ばれる。後輩の陰にかくれるようになり、存在感は薄れていき、いつの間にか机も端っこに追いやられ、仕事を振られる事もなくなり、社内からも社外からも次第に忘れ去られ、跡形もなく消えていく、だけど給料は貰い続ける、ぜひそうなりたいのでこれ以上濃くなると別のキャラになるから今くらいの状態をキープし続けていただきたい。