不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

ではまた

 2019年、暮れていっております。

 一年長かった、というよりカミさん発症から今日までずっと繋がっていて、そうすると一年12ヶ月ではなく15ヶ月強あったのだからそりゃ長く感じるわけです。いま思えば昨年末はそれなりに回復したと思っていたけれどまだまだ病気真っ最中、じょじょに回復していき、ちょうど一年でようやくほぼ回復、少し後遺症はあるもののこの年末でついにひと段落になったのだとホッとしているところです。一方私個人はというと、とにかく心身共に不調のまま一年(以上)を過ごしてしまい、結局最後まで穴から抜け出せずに終わりそうです、この一年を漢字にするなら停滞。

 昨日の忘年会で悪友の一人から、何の話題だったか自分の考えを話したところ「しょせんおまえは育ちがいいからな!」と罵倒なのか褒め言葉なのか、よくわからない表現で否定(なのか?)され、酒の席で相手は酔っている上にそいつも結構育ちがいいはずなので戯れの言葉ではあるからその場は笑って交わしたのですが、内心少しばかりドキッとしたのはそう言われる前から自分の発想や思考の限界のようなものを考える事があったからです。私は自分がしごく普通で凡庸でまっとうな人間であると自覚しており、それがつまらないから何とかまっとうからはみ出したいという思いがある、しかし性格的にはみ出す事はできないのだ──この三つ巴ストラグルが常に根底にあってそれによってうまいこと思考の逸脱やズレを生み出したりしていたのですが、それが今年は全く機能していなかったように思います。

 常に傍観者で、周辺の動きや変化によって自分も動いてきた、主体性がないとも言えるし主体性がありすぎるとも言える、その傍観者の主体性を来年は大きく変化させた方がいいのではないか、と思っています。年末に何やら大仰な事を書いているようで、毎年同じ事を言っている気もします。なんなんだこの日記。でも書いたらすこしスッキリしたのでそのままにしておいて、停滞した一年は昨年同様、何も総括しないという形で総括しておきます。総括しませんが、そして一体何度このバンドとこの曲に言及するのだと思いますが、振り返ってみたらこの停滞の一年に彼らが新譜を出して、さらにこんな曲を奏でてくれた事が何よりの宝でした。

 よいお年を。

間違った出会いと正しかった出会い
傷ついてばかりのあの日の君はヒーロー
でもDANDAN そうねDANDAN
形だって変わる
どんな夢も叶えるあなたに会えたよ
どんな痛みにも耐えるあなたに会えたよ


THE YELLOW MONKEY – DANDAN (Official Music Video)