不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派敗北日記

 風呂とトイレの掃除をすませて、夜はラグビー観戦だから昼は喫茶店かどっかで読書でもするかと考えていたのに、その前に喰った昼飯がまずくて意気消沈してしまった。初めての店に入ろうとさまよい、よしここだと入ったのは居酒屋の昼の定食で、普通だったら十分満足だったのにうまくない、まずい、米が。どう形容していいのか、昨日炊いた米が炊飯器の底に残っていてそのまま今日炊いて底の部分を出したとでも言えばいいのか、柔らかくないけどかといってかたくもなく、でも箸で米粒を分ける事も切る事もできない、どうやったらこんな米になるのか聞きたくなった、悲しくなった、喫茶店にもどこにも寄らずに帰った。ふてくされて炬燵で転寝して、起きたら左足が痺れて動かないので、すわ脳か神経か、と思ったら猫が二匹乗っかっていた、毛ともっちりした感触ですぐに気づいたが、最初は焦った。

 うまい夕飯(豚トロ)を喰って、片付けをしたらちょうどラグビーW杯、日本vs南アフリカがキックオフ、紅茶を飲みながら観戦。前半のギリギリの攻防を見てこれはもしかしたらイケるのではと思ったが、後半から南アフリカが本領発揮。前半は日本が裏をかくパス回しなどで撹乱する戦略をとっていたので、それを抑えるためであろうキックを多用し、いちいちプレイをリセットして撹乱を防いでフィジカルで攻めてくる。ペースがつかめず、モールは押し込まれるしラインアウトは全然取れない。これはまずいと思うや否や南アがキッチリ点を稼ぎだす。うーん、巧妙で強い、さすが。日本は結局後半でイニシアチブを取れないまま、敗北。残念無念。されどここまで来れるとも思っていなかった、ここまで楽しませてくれた、ありがとう、お疲れ様。今日命日の平尾誠二もきっと拍手をしている事だろう。短期間のぼんくらラグビー選手だったくせに、えらそうにラグビーを語ってしまった。あの頃のチームメイトに知られたら鼻で笑われる事だろう、もう縁はないけど。

 熱くなって疲れた。入浴。日記書き。読書。寝る。