最初の殺人シーン、見ている時に何となく数えていて、だからあれ?と思ったのだが確信が持てなくて、今日ネットで同じ事を呟いている人を見かけてやっぱりそうだよねと思ったのは、アーサーが手にしたのはリボルバーで、という事は弾は六発しか入っていないはずなのだが、あのシーンでは確かに六発以上打っていた、数え間違いでなければ八発。こういった細かな(しかし大胆な)ミスというのは、大作でも小作でも往々にしてある事ではあるが、だがしかし、何せ『ジョーカー』なのだから、つまり、やっぱり、そういう映画なのかと思ってしまうのだった。
ついでに、パトカーから外を眺めるシーンでは、質も方向も違うけれど、ついこの瞬間を思い出してしまった。この時何かを持ってかれた気がした、今作でも。