長州力が本日引退したという、二度目、レスラーに引退なしとは言うけれど、年齢を考えればさすがにカムバックはあるまい。正直、俺にとっての長州は最初の引退の時から復帰したあの大仁田劇場クライマックスである横浜アリーナがピークであって、その後にWJみたいなズンドコはあったけれど、レスラーとしてはもう余生みたいなものと認識していたから、ここで改めて引退と言われても実はピンと来ていない、引退試合が行われる事も直前まで知らなかった。しかし、まぁ何であれ、お疲れ様でしたという気持ちは間違いなくある。試合後、マイクを持って《私にとってプロレスは何だったのかなと振り返りますに、すべてが勝っても負けても私自身はイーブンです。本当にイーブンです》と言ったそうである、あなたにとってのプロレスを聞いているのに自分自身だけの話をしていて何を言っているかよくわからない、最後まで長州節である。同日、アントニオ猪木が政治家引退を発表した、猪木が政治家引退するのは別に全く構わないのだけれど、令和に昭和プロレスが終わっていくなとは思った、あと昭和プロレスは何が残っているだろう。
