不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

ハイヒールの思い出

 パンプスの話題で喧しいが、それで思い出したのは過去一度ハイヒールを履いた事である、正確に言うと履いたけど動く事ができずにすぐに脱いだ事。中学で入った運動部の下級生いじり(いびり)みたいなもので、文化祭のオープニングで女装してダンスをする恒例行事があった、そこでの事だ。細かいところは忘れてしまったが、「白鳥の湖」を流しスカート姿の我々が適当に踊るだけ、出落ちでしかなく全然おもしろくない、笑い声も最初ちょっとあっただけだったはず。その際、ハイヒール(というほどヒールは高くなかったか)を履く予定だったが、履いてみたら一歩動くのがやっと、とても踊る事なんかできないので結局いつもの靴になった。以来、ハイヒールを履く人はすげぇな、でも無理に履くものでもないよと思っている、どんな靴でも履きたい人だけ履き、履きたくない人は履かなくていい、当たり前だ。この時の写真はたぶん一枚もないはず、どこかにあったらどうしよう、書きながらうっすらと写真があったような気がしてきた。恥ずかしいというよりも、とても中途半端な出来栄えなので、それが嫌なのだ、見たらきっと失笑して終わる。やるならもっとおもしろくなるようにしたかった。まぁあの時はやりたくない気持ちが強かったので、そんなふうには思っていなかったけれど。