不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

積んで読んで

 積ん読という言葉を最近あまり見かけない、あれもまた流行り言葉の一つだったのだろうか、使っていた時期はあるけれどあまり好きにはなれなかった、積んでいるが読んでいないやんけと思うから。積んであるだけでもどの本をどう積んでいるかで自分の興味の流れや思考の動きがわかるから、積ん読も読書のうちだと猪瀬直樹だったか誰だったかが言っていて、一理あるとも詭弁だとも思った、いや読んでいないものは読んでいない、読まなければ意味が、やはりない。楽しみにしすぎていて読み始められない本が何冊もある、楽しみだけど合わなかったら、おもしろくなかったらどうしようと不安がある、だからなかなか手を出せない、積まれていく。今回読めないなら読めないでいいや、また違う機会に読もう、と考えるようにしているのだが。とりあえず読みたかったけどたぶん読めないだろうと思って、でも読みたくて買ったベケット『モロイ』新訳に近々手を出してみるか。

 書きたい事があって書こうとするのだがうまく言葉にならなくてモヤモヤしてしまい、しばらく考えるも結局全く別の事を最近はここに書いている気がする、いや、これはこれで書きたい書こうと思った事を書いてはいるんだけれど。