不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

ホワイトというわけでもないのだけれど

 電車内で『社畜異世界に飛ばされたと思ったらホワイト企業だった』という漫画の広告があって、サンプルを見たらその名の通りで社畜ホワイト企業の待遇に戸惑う様子を笑う内容であったのだが、俺は笑うどころか妙なシンパシーを持ってしまった。上司は「休んだら負け」というモーレツ鉄人であり、言うまでもなくその影響は部署に及んでブラック的な業務をこなしている事を日々ここにも書いているわけだが、以前の会社はその上司ですらフォローに回らなければならないほどひどい組織で、いま思えば何故あんな会社に十年以上いたのか、己の判断と責任ではあるものの、「でもあの人、やさしいところもあるし」というDVパートナーを持った人のような精神状態だったのだろう。一方、現会社は頼りになるフォロー、手厚い福利厚生、利益が出れば社員に還元、という、改めて考えてみれば会社としては当たり前といえば当たり前の事ではあるのだが(最終的に会社の利益に繋がるのだから)、その当たり前に「こんなにしてもらっていいのか」と戸惑いを、入社してから三回目の年末を迎えてもなお覚えているのであった。でも幸せになれたらおしまいだから、これでいい気もする。また、それはそれとして勤務状態の改善は求めていく。