不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

何がパンクか問うてやるよ

 昨夜はThe Birthday x OLEDICKFOGGYへ行った。ハコはLIQUIDROOM。何故この組み合わせになったのかは、よく知らない。LIQUIDROOMに行くのが久し振りなら(コインロッカーの有無などを忘れてしまっていた)、一人でのライブ参戦も久し振り。フロアの後方に位置取り。
 The Birthdayが先攻。音源は全て聞いているし、ギターがフジイケンジになってからは特に好きな音になっていったのだが、ライブは確か5年くらい前のバンド二度目の武道館ライブに行ったくらいで、その時は個々の曲は光るけれど繋ぎの曲が弱くて中盤が退屈だと思った。それ以来なので、さてどうなのかと思ったが、これが驚くほどいい。対バンなのでいつもより時間が少ないのもあるけれど、キメ曲以外のグルーヴが気持ちいい。もちろんキメ曲も光っているし。これは黄金期に入っているのかも。単独ライブにも行きたい。それにしても、最近ライブでどうなのか知らないが、今日のチバユウスケはやたらご機嫌で終始ニコニコ。特にハンドマイクの曲の仕草がカッコいいかつチャーミング。とはいえ、“なぜか今日は”なんて一小節飛ばしてたぞ。あと、喉も後半ちょっとガラガラになっとった。少し心配。
 後攻OLEDICKFOGGY。いつも通りほぼ曲間なしで(「今年はMCをやる」と言いながら、二言三言だけ)、演奏がガチャガチャになっても伊藤がヘロヘロになっても前のめり。個人的に聞きたい曲はほぼ聞けたし、『ゴッドファーザー』のイカしたTシャツを着たILL-BOSSTINOと“弾丸さえあれば”もやってくれた。ラストはあの曲だなと思っていたら、まさかのチバユウスケが加わっての“月になんて”。最高すぎる。ここでも満面笑顔のチバが客もバンドも煽る煽る。終わったのに無理やりアウトロを再開させたりして、いやー楽しい時間だった。まぁチバさん、ゲスト参加するのに曲をちゃんと覚えておらず、カンペ見るくらいはいいけど、メロディ自体もうろ覚え、サビ以外が適当すぎでしたが。自分が歌うはずのパート、伊藤に預けたでしょ。そんなとこも魅力になるから、ずるいんだなぁ。OLEDICKFOGGYの新譜も楽しみです。
 最後に、チバとオーディエンスのほほえましいやり取りを残しておきます。

客席「(女性が)かっこいいー!」
チバ「(笑顔で)黙れ(次の曲へ)」