不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

バーフバリ 王の凱旋/三本の矢を射る男


 2018年最初に見た映画は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』なのだが、先にこちらの感想を書くのをお許しいただきたい。さらに、先に書こうとしておきながら感想にならない感想になりそうなのも先に謝罪しておく。すんません。
 本作は『バーフバリ 伝説誕生』の続篇(後篇)である。私は前作は見ていないが、本編前にダイジェストで解説してくれるので問題ない。何故これを選んだのかと言えば、「とにかくすごい」という感想がネットで散見されたので、ならばと思ったからなのだが、それでも「そこまでの作品なのかねぇ」と斜に構えていたのも事実。
 斜に構えていた私はぶっ飛ばされた。
 すごい。物語自体は単純明快で予想できる範囲を逸脱する事はないが、そのぶんスケールが途方もなく大きく、アクションは豪快でかつ斬新で、インドの神話や伝説、風習文化がきっと組み込まれているのだろう、組み込まれていないのかもしれないが、とにかく一つひとつがデタラメにかっこよく、これでもかとキメてくれる登場人物たちが繰り広げる超絶スペクタクルロマン活劇ワンダフルブラボー、とついぞ使わない言葉を駆使しても表現しきれないくらい、すごい。二部作と知らなかったので、「ここらで次作に続くのかな」と思ったところからさらにふた山も登るようなクライマックスの連続もすごいし、これほど巨弾作品なのにエンドロールが超速で終わって余韻もへったくれもないのもまたすごい。すごいばかりですみませんが。
 映画鑑賞ではなく映画体験。日本全国どころか、全世界必見だ。いまさら私如きが言うのもなんだが、とにかく見てくれッ! という他ない。