不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

私を構成する9枚 邦楽篇

 Twitterで「私を構成する9枚」というハッシュタグを見かけた。要は特に好きな音楽アルバムを9枚挙げようというもの。俺もやってみたが、本来なら国内外合わせて9枚にするはずが無理だったので、勝手に邦楽・洋楽と二つに分けた。やってわかったが、後々ですごく好きになったバンドや音楽も山とあるけれど、「私を構成する」とまでになれば、行きつくのは思春期(俺の場合は90年代)に衝撃を受けた音楽なのだ。せっかくなので、自己満足ではあるけれど、ちょっと解説を書いてみようと思います(左上から右に一枚ずつ)。お暇な人は続きをどうぞ。

BLANKEY JET CITY『Bang!』

 この頃はまだTHEがついていますね。BJCの原点にしてコア。俺が知ったのは『LOVE FLASH FEVER』あたりなんだけど、アルバムは先にこっちを聞いた。正直、この頃は演奏がいいわけではないんだけど、三人のアンサンブルと言葉の使い方にビックリした。最近、彼らの凄さを再確認して時々聞き直している。

THE HIGH-LOWS『バームクーヘン』

 もちろんブルーハーツも俺を構成しているが、好みでいえば断然ハイロウズ。特に中期三枚が好きだけど、本作はセルフプロデュースでより音がプリミティブになっているのに、歌詞はちょっと切なさがあっていいです。

桑田佳祐孤独の太陽

 たぶん俺が人生で初めて衝撃を受けたアルバム。あとで考えれば、これは日本のブルース・ロックなのだろう。これと“祭りのあと”が、サザンオールスターズを含め桑田のキャリアハイだと今でも思っている。これを超える作品を生んで欲しいなとも。

エレファントカシマシ『扉』

 詳しい事はエレカシ作品感想で。まぁエレカシはアルバムが膨大にあるし、その時々でお気に入りが変わるので、これとはなかなか断言できないんだけど、感想でも書いたように「エレファントカシマシのこの一枚」は本作だと思う。実はもう一枚「エレファントカシマシのこの一枚」があって、それは新作『RAINBOW』ではなかろうかと考え中。近いうちに感想書きます。

The Yellow Monkey『SICKS』

 言わずと知れた大名盤。唯一無二。不穏なのが好きなのは、これの影響かな。

thee michelle gun elephant『CASANOVA SAID "LIVE OR DIE"』

 ミッシェルのアルバムで一番聞いたのがこのライブ盤。たぶんTMGE史上もっとも充実した時期に行われたライブのはず。映像としても収められていて、そちらもいい。改めて聞いてみると、彼らが勢いだけでなく、きっちり演奏をしながらその場の勢いに乗って前のめりになっている様子がよくわかる。ちなみにアンコール4曲が特にすばらしいのだが、初回盤のみに付属されているので要注意。

ASIAN KUNG-FU GENERATION『ファンクラブ』

 「繋がらない」をテーマにした楽曲群がやけに響いた。特に“暗号のワルツ”。

椎名林檎無罪モラトリアム

 “歌舞伎町の女王”で彼女を知ったがその時はピンと来ず、「カクテルバー」のCMで使用された“幸福論(悦楽編)”で喰いつき、本作の一曲目“正しい街”でガツンとやられた。いまでも彼女を聞くのは、この時の衝撃を引きずっているからだと思う。

吾妻光良 & The Swinging Boppers『Squeezin' & Blowin'』

 世界一楽しそうにギターを弾くオッサンが率いるジャズバンド。大好き。
(以上です。洋楽編は明日)