不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

正月、エレカシ、花男、めでたい

 エレファントカシマシ新春ライブ二〇一六に行った。ハコは東京国際フォーラムホールA。新作の感想をまだ書いていないのだが、先に簡単にライブの感想を。
 まずもって革新的だったのは、宮本浩次のマイクからコードが消えた事である。今回からか、先のツアーからかは知らない。昨年の武道館ではあったはずだし、25周年ライブの時は何故か曲毎に有る無しを使い分けていて(だったらなしにすればいいのに)、きっとミヤジのこだわりなのだろうと思っていたが、今回ついに完全にコードレスマイクを使用。ようやくコードがないと絡まなくていいと気づいたのだろうか。こんがらがっている姿がないのは淋しいけれど、エフェクターをいくつかしか置いていないすっきりした足元で思うままに動く宮本は見ていておもしろかった。
 セットリストは新曲+定番曲で組みあがっていて、正直言ってもうちょい工夫をして欲しかったし、さすがに新曲はやり慣れてない感がまだあったけれど、宮本の喉は好調なままのようで、少々心配だった新曲で多用されているファルセットも結構のびのびと出ていた。バンドもストリングスチームもばっちりの演奏(ベースは少しモアモアした音だったけど)。振り返ってみれば魂削る三時間に文句なし。何より“偶成”を聞けたのだ。それだけで俺は満足です、と言ってしまいそうになる。

set list
第一部
01.脱コミュニケーション
02.今はここが真ん中さ!
03.悲しみの果て
04.デーデ
05.彼女は買い物の帰り道
06.あなたへ
07.TEKUMAKUMAYAKON
08.なからん
09.昨日よ
10.シナリオどおり
11.永遠の旅人
12.愛すべき今日
13.曙光
14.Under the sky
15.雨の日も風の日も
16.3210
17.RAINBOW


第二部
18.I am happy
19.ドビッシャー男
20.めんどくせい
21.偶成
22.リッスントゥザミュージック
23.Destiny
24.桜の花、舞い上がる道を
25.笑顔の未来へ
26.新しい季節へキミと
27.ズレてる方がいい
28.ガストロンジャー
29.ファイティングマン


en
01.俺たちの明日
02.友達がいるのさ
03.風に吹かれて
04.花男