不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派さらば希須林小澤日記

 カフェラテ飲んでから、黒猫を病院へ連れて行く。経過は良好なようだが、もう少し傷が小さくなるまでは間をおかずに来てほしいとの事。修羅場を終えた後だから対応できる。この頃でよかった。それとも黒猫が我慢してくれたのだろうか。飼い主孝行である。隔離しなくても傷を舐めなさそうなので、いつも通りにする。
 昼飯は家でパン、ハム、ソーセージ、オニオンスープ。駅まで回り道の散歩をしながら向かう。新宿に出て、武蔵野館で『ゼロの世界』。不安定な世界は想像力で生き残れ、世界を変えるなら自分を変えろ。そう言い放ち描かれるカラフルな近未来において、人生の機微はピザとエロサイトだと喝破し、たどり着く果てが夕暮れの岸辺で聞こえる気だるいアレンジのあの曲という、さすが曲者ギリアム先生である。「意味など知るか、心の声を聞け」をある意味作品全体で描いていて、細かい事は気にすんなガハハハと言わんばかりの語り口についニヤニヤしてしまう。ついでに、ティルダ姐さん、どうなってんだ、あんたすげえ、と思った事もつけ加えておきます。
 本屋などを覘いてから阿佐ヶ谷へ移動。ここでも本屋、古本屋などを覘きながら散歩。遅めの時間に、昨日書いたように今月末に閉店する希須林小澤へ。たぶん今夜が最後になるだろう。そう何度も行って、他の人の機会を奪うわけにもいかないし。食べ納めだ、満腹上等とばかりに定番メニューをどんどこ頼む。ああ、やっぱりうまいなぁ……ここがなくなるのか……仕方ないにしても淋しいなぁ。復活を待つ。
 腹を抱えながら帰宅。一休みしてから入浴。日記書き。読書。寝る。