朝、黒猫がキリッとした顔してんなぁと思っていたら、キリッとどころか逆に調子が悪いようで様子が変。明日までおかしかったら病院に行こうと思って、ふとしっぽを見るとだらりと下がり、根元付近が腫れている。いや、これはもう行った方がいいと判断し、動物病院へ。すんなり籠に入ってくれたのでよかった。診察の結果、猫には匂い袋なるものがあって、そこに膿が溜まっている。穴をあけて膿を出し、あとは様子を見ながら適宜やっていきましょう、との事。肛門が近いので傷の穴をふさぐ事が難しい。舐めないようにカーラーをつけ、治りきるまでは他の猫からは隔離、穴から膿が出る場合もあるという。家に戻り、早速書斎に隔離。確かに穴から液体が垂れている。まぁ床や本が汚れるのはしゃあない。はよ治りや。明日も病院へ。
さて、このまま家で様子を見るか、それとも外出をするか。映画のチケットは予約してしまっているが、猫のためにスルーするのは構わない。ただ、家にいてもできる事はなく、たまに覘いても気が散って眠れないかもしれない。しばし待機していたが寝そうだったので、人間は外に出てしまう事に。昼飯を食べてから新宿へ。
ピカデリーで、『ラン・オールナイト』を見る。ドタバタアクションかと思いきや、渋くて重い。いいです。アメリカにおける父殺しの掟、母への懺悔と赦しをこうもストレートかつイノセントに撃ち込んでくるとは思わなかったし、クラシックとモダンを融合させた演出も悪くない（ややうるさく感じたとこもあったが）。情念の産み出しもかなりよかっただが、その動きが弱いのが惜しい。
見終わるや、すぐに帰宅。黒猫は膿が垂れていたけど、あとは普通。その膿も少なくなっていてよかった。さすがに調子はイマイチだが、そのままのんびり寝ていなさい。一緒に書斎で読書。夕飯（金目鯛の煮つけ、小松菜とシイタケのオイスター炒め、カクテキ、白米、みそ汁）。食後にはジャスミン茶で読書。
入浴。日記書き。読書。寝る。猫も年取ればいろいろ出てくるよな。
