不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

夏休派日光二日分日記

 19時過ぎに帰宅。台風が来ている、それたけど雨が降る、と旅行前から心配していたのだが、無事に降られる事なく終える事ができた。むしろ、帰ってきてから降り出したのだから、うまく避けたといってもいいくらいだ。よかったよかった。
 さて、早速昨日の日記を書こうと思っていたのだが、すぐに困った。特に書く事がないのだ。ないというか、「のんびりした」くらいしかない。
 旅の行く先は栃木県は日光だった。理由は何となく。一年一回、夏休みくらいは遠出をしようと考えていたのだが、何も遠くなくてもいいのではないかと思い直した。近場で、ちょっと贅沢なホテルに泊まるのも有りなのではと。幸い東武鉄道は運賃がかからない切符があるので(要は株主優待券だ)、交通費も宿泊費に回せる。よし、小学校の時以来行っていない日光に行こうではないか――となったのである。
 昨日はバスで中禅寺湖の方まで移動し、畔に建っている今年できたばかりのホテルに泊まった。ここがまぁホスタビリティが充実しており、快適な事この上なし。従業員の対応がいいのはもちろん、メシはうまいし、温泉もばっちりなのだが、何より人が少ないのがいい。次の日が平日というのもあろうが、部屋数を抑えているからだろう、部屋だけでなくホテルという空間を一人ひとりが贅沢に楽しめるわけである。これにはまいった。快適過ぎて住みたいくらい。数日で破産するが。
 今日は朝風呂に入り(快楽!)、朝飯を喰い(うまし)、その後つい二度寝をしてしまい、チェックアウトぎりぎりの12時までホテルを味わった。バス停に着くなり一時間に一、二本しかないバスがちょうど来たので、乗って駅へ。コインロッカーに荷物を預けて、帰りの切符を買ってからタクシーで日光東照宮へ。
 東照宮には小学校の時に家族旅行で来たはずだが、あまり記憶にない。ないのだが、入るなり妙に派手な色合いの数々に、「あ、これ見た事あるわ」と思い出した。さすがにここは修学旅行生と思しき小学生や海外の方々などでにぎわっていた。家康公の墓、眠り猫、鳴き龍などすべて回る。陽明門は引き続き修理されており、白いシートに覆われていたが、壁の内部から出てきたという落書き(?)は見る事ができた。隣にある二荒山神社も回ってから、来た道を戻る。
 何も食べていなかったので、適当な店に入ると、「お出しするのに30分かかります」と言われる。電車の時間ギリギリになりそうだが、腹ペコだ、仕方ない。出てきた料理はどれもおいしく、金谷ホテルベーカリーと提携しているというパンやケーキも食べたかったが諦める。店の向かいにバス停があったので、まぁ来ないだろうと思いつつ時刻表を見たら、ちょうど来た。ラッキー。今度は時間が余ったので、ソフトクリームを食べながらのんびり時間まで待つ。そして帰京……。
 というわけで、ここに二日分書いてしまった。