不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

読んでみた本

 J・D・サリンジャーフラニーとズーイ』(新潮文庫村上春樹訳)。ナイーブに饒舌。うーん、『ライ麦畑でつかまえて』(『キャッチャー〜』)でも感じたけれど、やっぱりサリンジャーは苦手かも。でも『ナイン・ストーリーズ』は結構好きだったんだけどな。こちらも柴田訳で読み直してみるか。

フラニーとズーイ (新潮文庫)

フラニーとズーイ (新潮文庫)

 色川武大麻雀放浪記 青春篇』(文春文庫)。麻雀をはじめとしたギャンブルをやらんのに読んでみた。いや、やらないからこそ読んでみようと思ったわけだが。結構丁寧にゲームのルールや展開が書かれていたのもあってわりとおもしろく読んだけれど、賭け事が纏っているであろう緊迫感はやっぱりわからんよなぁ。和田誠監督の映画の方を見てみようか。
麻雀放浪記〈1〉青春篇 (文春文庫)

麻雀放浪記〈1〉青春篇 (文春文庫)

 矢崎泰久『あの人がいた』(街から舎。『人生は喜劇だ』の前に出た本で、故人について書かれた本。著者は死人に鞭打たないタイプではないと思うのだが、『人生は喜劇だ』に比べると踏み込みがちょっと弱い気がした。草森紳一とも付き合いがあったんだな、この人。人脈広すぎだわ。
あの人がいた

あの人がいた