荻世いをら『東京借景』(河出書房新社)。表題を読んだところで、いろいろ見失った。世界とは無関係に、ふわふわした自分の現在地をそのまま描く――といった感じなのだが、どうとらえていいのかようわからん。いいのか悪いのかも。
次に『ピン・ザ・キャットの優美な叛乱』(河出書房新社)を読んだのだが、こちらもやっぱりわからん。どう読んだらいいんだろ、これ。A、Bと記号の人間、猫二匹、「点」のみを描く事で、世界との繋がりや「物語」を拒否、というかそれらへの叛乱――という小説の一つの形なのだろうか。うーーん。
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