不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派初対面日記

 9時に住んでいる区の「緊急速報」が届いた音で起きる。何事かと慌てて画面を見たら「これは、訓練です」の一文。ビックリした。どうせ起きるつもりだったので、そのまま起床。ゆるゆる準備をしてから外出し、途中スターバックスでコーヒーを買いつつ新宿へ向かう。バルト9へ行くと午前中だというのに結構な人出。場内アナウンスを聞く限り、どうもアニメ作品に集まっているよう。ただ、俺が見る作品は昨日公開の話題作のわりにはそれほど混んでいなかった。
 かぐや姫の物語。古典に真っ正面から挑み、圧倒的な画と演出で描き切った力作。デジタルなのに非デジタルの線の歪みが見えるのがすごい。歌の歌詞も監督が書いたようで、これまたピタリですごい。物語に驚きや逸脱はなくて真面目で、魅入ってしまった。ただクライマックスシーンはちと微妙で、完成度は高いが高揚せず。むしろ予告で使われていた夜を駆けるシーンがすばらしすぎる。この作品をジェンダーフェミニズムに結びつけた呟きを見かけたけど、それはちょっと的外れだと思う。注目すべきは、天皇や仏教という日本の土台に一撃入れている事では。まぁ帝描写は何か変だったけど。
 映画館を出て、さてもう一本と思ったところにメールが来た。義兄に、姉の見舞いはいつがいいかと打診していたところ「今日がいい」との事なので、急遽予定を変更し、某所の病院へ向かう。病室へ行き、甥っ子と初対面。実は生まれたばかりの赤ん坊に接するのは初めてで、ふにふにした肌、猿というより猫っぽい感じが愛らしい。生まれたてにしては髪の毛がふっさふさ。姉は術後がちとキツイらしいが、とりあえずは無事のようでひと安心。一時間ほどいて、退散する。
 再び新宿に出て本屋などを回ってから帰宅。夕飯を喰って、カフェラテを飲んで、あとはのんびり。入浴、日記書き、読書、就寝。
 まだ忙しくはならないだろうが、年末進行なのでぼちぼち仕事やっていくとしよう。