不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

読んだ本の中から

 ブルボン小林『マンガホニャララ ロワイヤル』(文藝春秋。前作に引き続き、読むとその漫画を読みたくなるのだからお見事な漫画分析だ。信念みたいなものすら感じる。ところで、前にも思った事だけど、こうやって文章と漫画が併載されていると、漫画の一コマの強さ(濃さ)を感じずにはいられない。著者の文章が悪いという事ではなく、情報量や表現の手段としての違いというか。いしいひさいちと、ラストの手塚治虫についての項が特によかった。

 立花隆立花隆の書棚』(中央公論新社。本、棚の説明は浅めだが量が量なので仕方ないかな。それを補う、というよりもむしろメインとなる薈田純一の本棚写真が圧巻。細部までよく撮れているし、立花隆もよくぞまぁこれだけ揃えたものだ。図書館とは違って所有者の思考の流れが垣間見える気がする。まぁ、あんまり参考にはならなかったんだけど。
立花隆の書棚

立花隆の書棚

 山口瞳『還暦老人ボケ日記』(新潮社)。図書館で借りたのだが、冒頭数ページを読んで、これは手元に置いておきたいとシリーズ4冊一気に揃えた。その一冊目。酒、喰い物、競馬に将棋、少しの仕事。還暦過ぎて仕事を(部分的に)やめた一老作家の日々。感覚や考えが結構違うが、わりと楽しんで読んでいる。そういや、初めて読んだ山口瞳本じゃないかな。
還暦老人ボケ日記 (男性自身シリーズ)

還暦老人ボケ日記 (男性自身シリーズ)