不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派辞書日記

 うがい薬でうがいして、昨日の帰りがけに買ったヴィックスヴェポラップを塗り、トローチを口に含みながら床に就き、徹夜明けという条件もあったせいか数日振りに熟睡できた。全部合わせれば15時間くらい寝たが、起きてみれば寝すぎによるダルさと微弱な頭痛はあるが、喉はガラガラでも咳はずいぶん落ち着いた。ひと安心。
 11時くらいまで布団の中でうだうだ過ごしてから、ようやく起きてパンと紅茶を食す。今日は土曜の気分でいたが日曜で、日曜だとわかっていたはずなのにいつの間にか月曜の気分でいちゃって、曜日感覚が完全に混乱していた。まぁ要は今日と明日が休みだという事だけわかっていればいいのだが。
 図書館の行き帰りで外の寒さを確かめて、改めて用意をして外出、新宿へ。昨日、徹夜の前後不覚を理由に靴を買うつもりだったが雨だったので断念したのだが、それでも靴は欲しいので理由はどうでもいいやとカンペールで一足購入。仕事でも使えそうなスニーカーを選ぶ。ほくほくしながら、kjの買い物に付き合っていたら少しばかりめまいを感じたので、先に喫茶店で休憩。エネルギー切れだろうか。一休みしてから本屋を覘き、そのあと早めの夕飯(パスタ)を喰う。
 新宿ピカデリーで『舟を編む』鑑賞。原作をうまく二時間に仕立てた脚本、そつのない演出とよくできた一品。人物描写は浅いけど、余白の作り方が達者なので、背景などがイメージしやすく、悪くない。辞書編纂作業の物量が目に見えるので、その量にうんざりするね、映画としてはいい意味で。見終わったあとの気分と、原作の読後感が同じで、わりとあっさり風味。まぁこれでいいんだろな。猫が太っててかわいい。『大渡海』のデザイナーがピース又吉だったのかな。そのデザインをしたのは井上嗣也だった。
 帰宅すると、襖の真ん中部分がビリビリにされていた。これまでは大丈夫な場所だったのに……。帰って早々に補修作業。一息ついてから入浴。日記を書いて、本を持って寝室へ。一応眠くなってきているが、さて今宵はどうかな。