不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

白猫観察記七

 白猫が来て5ヵ月ほど経った。
 新猫から白猫へと呼び名を変えたわけだが、成長するにしたがって毛に色がついてきた。下地の白毛に灰色の毛が模様を描いているのだが、場所によってはこげ茶のような色合いもあって、なかなかに絶妙な組み合わせでキレイなものだ。雑種ではあるが、元になっているのはどんな猫だろうと最近本などで調べたところ、どうやらサバトラとシャムが組み合わさったような感じだ。正確にいえば、もう「白」猫とは言えないのだが、一応この日記では白猫と呼んでおこう。「サバ」では大島弓子と同じになってしまうし。
 さて、その白猫、発情期に入った。当初は発情期前に避妊手術をする予定だったが、ちょうど月末に日程を定めたところで発情してしまった。昼夜構わず小さな身体でミャウミャウ、ナーゴナーゴと鳴いており、辛い目に合わせて申し訳ないなぁと思っていたのだが、動物病院の医者曰く、避妊(去勢)手術は発情期前、発情中、発情期後と医者によって施すタイミングが違うとの事。そして我々の医者は発情後にする意向だそうで、ならば結局はこの辛い時間を過ごさねばならないのだから、結果オーライと言えるかもしれない。
 声がうるさいと言えばうるさいのだが、幸い古くても一戸建てだからそれほどよそ様に迷惑はかけていないだろう。たぶん。確かめていないけど。同居している者としては、撫でてやったり膝に乗せたりすればおとなしくなるので、それで対応している。白猫も白猫で、ひと肌(猫肌?)を求めているからだろう、いつも以上に甘えてくる。普段あまり俺の膝に乗らないのに、いまの時期は乗ってきて、触られたがってくるので、これはこれでうれしい。
 あえて問題があるとしたら、夜寝る時である。寝室に入って、さあ寝ようとなると鳴き始める。一応撫でて落ち着かせるがそれも一時で、また鳴く。昨夜など、まるで赤子の夜泣きの如く起こされ、なだめては寝て、また起きるを2〜3時間ごとに繰り返していた。さぞかし今日一日眠いだろうなぁと思っていたが、日中全く眠くならず、頭もクリアだった。こういう断続的睡眠が俺に合っているのだろうかとkjに言うと、冷静に「睡眠障害のパターンですよ、それ」と突っ込まれた。うん、そうだよね。
 まぁ、発情期は一週間くらいとの事。たしか先週末くらいから始まったはずだから、あと数日である。がんばれ、がんばろう。