不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

新猫観察記四

 新猫が我が家に来て昨日で一ヵ月経った。
 前回の観察記のすぐ後に、ミニキャットタワーを購入した。日中は書斎にいるので、ミニとはいえこれ一つあるだけでも気が紛れるだろうと思って買ったのだが、亡き猫はこういったものに全く関心を示さなかったので新猫はどうだろうと少し不安だった。が、早速関心を示し、付属のおもちゃで遊び(そしてすぐに壊した)、ベッドで寝るようになった。よかよか。
 肝心の先住猫の交流だが、家に人がいる時は基本的に各部屋のドアを開放するようにしてみた。すると新猫と虎猫は攻守を入れ替えながら追いかけっこなんぞをしている。喧嘩には見えないので放っておいているが、たまに威嚇や怒りの鳴き声が聞こえるのでその時は仲裁に入っている。なんにせよ、やんちゃ盛りの子猫に付き合わされている虎猫が大変そうだ。時折りなでたりしてねぎらってやる。もう一匹の黒猫はというと、時折り巻き込まれる事はあるが基本的には我関せずで、炬燵の中や膝の上で丸くなっている。
 さすがに家にいない間は心配なので隔離しているのだが、今日帰ったら新猫がひょっこり書斎の外にいた。どうやら少しの隙間をこじ開けたようだが、さてどちらがこじ開けたのやら。まだ子猫には無理だと思うのだが。まぁ喧嘩はしておらず大事なさそうでよかった。ちょっとまだ心配なので、もうしばらくは隔離の予定。
 これを繰り返せば何とか共存できそうだ。少し安心したのだが、よくよく思えば、先住猫はいずれは姉のもとへ戻るのだから、あまりに仲良くなると別れの時が辛くなってしまうな。うーむ。……いっそ、もう一匹追加しようかな。
 一ヵ月経ったので今後は新猫ではなく、白猫と呼ぶ。