不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

真夏の祭典

 ものすごい久し振りに放送時間にリアルタイムで見た、新日本プロレスG1クライマックス最終日。最近の新日は充実してきたなぁと思っていたが、それがよくわかる大会でした。まぁさすがに一番夢中になっていた時のような熱を持つ事はできなかったし、いい試合を見てもついつい文句の一つを言ってしまったのだが。昔の方がいい、というのではなく単純にタイミングや距離、重ねた年月の問題。
 久し振りに見ておいてあれこれ言うのもなんなので、軽く印象と感想だけ書かせていただきますと――。
 選手の種類が増えているなか、オカダカズチカの事はどう評価していいやら、まだよくわかっていない。ドロップキックのフォームの美しさ、打点の高さは見ごたえがあるし、何が何やらようわからんレインメーカーも相手の受け次第ではあるが説得力もそれなりにあると思う。ヒールなのに結構真正面のプロレスしたり、どう見てもナイスガイにしか見えなかったり、「特にありません」という無気力なマイクアピールだったりと、良くも悪くも目が離せない。彼が二、三年後にどうなっているのか予想できないね。はてさて。カール・アンダーソンが決勝に行って大暴れしたのはよかった。思わず応援したよ。いい団体にはいい外人がいるもんだからね。
 決勝以外もいい試合ばかりで、楽しみました。それにしても中邑真輔は何でああも落ち着きがないのだろう。ふてぶてしいキャラのはずなのに、中盤から癇癪起こした子供みたいにしっちゃかめっちゃか。それで最後にボマイェでドン。彼のスタイルは実はショーン・マイケルズに近いのではないかと俺は見ているのだが、HBK並みにとは言わんがもうちょっと試合を作ってくれないかしら。あんなに身体能力あって、プロレス脳なのに。
 さて、なんでも桜庭と柴田の参戦が決まったそうで、充実するリングにさらに火薬をぶち込むのは何よりである。桜庭がどこまで何ができるのかわからんし心配だが、柴田は大暴れの可能性があるので期待したい。
 というわけで、出だしだけ見ておこうと思っていたのに深夜3時まで全部見てしまい、今日は一日眠かった。ただ見ている最中はやっぱり楽しくて、プロレスっていいなと思ったよ。そして自分がプロレスファンである事を再確認した。やっぱり見続けよう。あと、今年は会場にも行こうと決めたのでした。