不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派軽井沢日記

 昨日より修羅場山場の徹夜作業であった。朝に終わる予定がいつも通り終わらず、しかし俺は途中離脱。というのも、本日は悪友IZの結婚式なのである。場所は軽井沢と近くはないが遠くもなく、福岡くらいだったらさすがに無理と断るが、可能ならば行くしかあるまい。祝いたい気持ちはあるし。日にちを聞いて「なぜこの日なのだ」と問えば「この日しか空いてなかった」とのこと。結婚式は本人たちが主役なのだから仕方ないとはいえ、きついスケジュールだ。まぁ行けないよりはマシと思いたい。
 10時には出発せねばならず、最近の進行状況から今月も残り一、二割くらいしか残らないだろう、途中離脱も問題ないと考えていたが、何度か書いた通り今月の進行はかなり遅く、結局五割しか進んでいない状況の中での離脱となった。申し訳ない。
 東京駅へ向かい、気付けのコーヒーを一杯飲んでから駅弁を買って新幹線に乗り込む。食後はやはり睡魔が襲ってくる。寝過ごすのだけは避けたいので、目覚ましをセッティングしたりして対応。とかやっている間にストンと落ちるように寝る。
 ちょうど軽井沢に着く直前に起きる。危ない。新幹線を降りたら、寒いを通り越した、痛いと表現したくなるような冷たい風。気温−5度。ひえー。雪は降ってこそいないが、しっかりと積もっている。すかさずシャトルバスに乗り込み、一路、会場へ向かう。
 クロークに荷物を預け、控室で待つ。そのうちに、IZの親族が来られたので挨拶。IZの母方にはずいぶん世話になっていた。10年近くお会いしていないが、お変わりなく元気そう。あれやこれやと話す。あと、父方、妹君とも挨拶。俺の記憶では妹君は中高生の姿で停まっているが、すっかり大人の女性でかわいくなられた。来年に結婚するとか。重ねてめでたい。
 時間が来て、移動開始。バスで近くの教会に行くのだが、道中寒くてかなわん。コートを預けるべきではなかった。震えながら、教会に入る。教会は石の教会というところで、字のまま石でできている。シンプルで荘厳な雰囲気で、いいですね。牧師が日本人のおじいさんだった。だいたいカタコトのエセ外人だが、日本人の方がいいな。話し方が親戚のオッチャンみたいだったけど。
 再び震えながら移動し、乾杯の部屋→パーティルームへ。披露宴といえば披露宴なのだが、どちらかといえばホームパーティみたいなざっくばらんな宴。席も自由だし食事も立食。何度か見た事ある顔の方々と談笑したり、適当に新郎新婦と会話したりと、いい意味でゆるい。最後はIZ夫妻マンションのリフォームを「大改造!!劇的ビフォーアフター」的にまとめた動画を見る。よくできてる、職人技の壮大なのろけ話(結婚式は基本的にのろけ話なんだけど)。「ビフォーアフター」見た事ないけど、笑えたし、夫妻の事がよくわかった。
 終了。徹夜明けで軽井沢に来たのだから、せいぜい幸せになっていただかないと困りますので、ひとつよろしく。
 シャトルバスで駅まで戻り、新幹線の切符購入。指定席が売り切れで、しかし自由席で万が一座れなかったら嫌なので、ここはひとつ奮発してグリーン席を購入。+2000円くらい出すわい。ゆったり座れて、一息ついたら、また寝てしまう。今度は終点なので思う存分。
 東京着。そういえば仕事は無事に終ったのだろうかと、後輩にメールしたら「いま終わりました」。その時点で20時すぎ。お疲れさんでした。
 地元に戻り、パスタを喰って帰宅。風呂に入ってから日記を書こうとしたら、PC立ちあがらず。リトライしてがんばるには眠すぎるので、布団の中でiPhoneで書きだすも、睡魔来襲。勝てるわけがなく、「書きかけ」の文字を最後に、夢の中へ突入したのだった。