不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

最近聴いている音楽を少し

 枚数は結構聞いているんだけど、とりあえず特にお気に入りの3枚。全部いまさらなんだけど。ここにあげたの以外では、Ra Ra Riot、Two Door Cinema Club、The Morning Benders、Ben Harperとか。あとLou Reedも。
 まずは発売直後に買ってから聞き倒している、Red Hot Chili Peppers『I'm With You』ジョン・フルシアンテ脱退後初のアルバムという事で注目されていたが、俺はそんなに心配はしていなかった。ギタリストが変わるのはこのバンドの宿命みたいなものだし。
 今作ではフリーががんばったのがよくわかる。派手さはないし、名曲レベルのものもないけれど、相当練られて渋くまとめられている。ちょいとマンネリ気味だったセットリストに今作の曲がうまくはめこまれていけば、ライブがまた化けるのではなかろうか。サマーソニックではどうだったのか知らないが。
 ジョン・フルシアンテの不在をいい意味で強く感じる一枚で、新メンバーのジョシュ・クリングホッファーは職人的にギターを奏でている。結構好きな音です。唯一残念に思うのは、フルシアンテのハイトーン・コーラスがない事。たぶんライブでもどこか一味足りなくなっているように聞こえるんじゃないかな。
 なんにせよ、ライブ行きたいです。来年あたり、ツアーで来ないかねぇ。

I'm With You

I'm With You

 Wilco『Whole Love』。一曲目で「え、これWilcoなの?」と戸惑ってしまったが、その実はWilcoの王道をキッチリ踏みしめながら作られた感じがする。ハイレベル。すばらしい出来栄え。俺は『Yankee Hotel Foxtrot』が一番好きなんだけど、それと同じくらい気に入った。
Whole Love-Deluxe Edition (2 CD)

Whole Love-Deluxe Edition (2 CD)

 THE BOHEMIANS『I WAS JAPANESE KINKS』。あるブログで絶賛しているのを見かけたので借りてみた。デビューアルバムらしいが、しっちゃかめっちゃかで、無軌道で、デタラメで、何だかむず痒くて、たぶんライブでのパフォーマンスはへったくそだろうけど、いいですこのバンド。新しさとか、時代の閉塞感を打破とか、そういうものではなくて、やってみたいことをやってみましたッ! という学生バンドみたい。アルバムタイトルにThe Kinksを入れてくる確信犯っぷりと、wasと過去形にする小賢しさも好みだ。もう次のアルバム出ているらしいので、そちらも聞いてみたい。
I WAS JAPANESE KINKS

I WAS JAPANESE KINKS