不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派写楽日記

 快晴。まずはたっぷりと洗濯をし、こういい天気だと映画ではもったいない気がしたので(そう言いつつ映画に行く時もあるけど)、ぶらり上野まで出かける。せっかくなので精養軒で昼飯を喰う事にし、少し並んだがあまり待たずに入れて、通されたのが幸運にもテラス席。あらあらいいんでしょうか、いいですか、そうですか。日差しと爽やかな風とランチを堪能。
 公園を散歩しながら東京国立博物館まで行き、平成館で開催されている写楽展」へ。東洲斎写楽は一般的知識しかなく、書物で読んだといえば高橋克彦写楽殺人事件』だけ。絵をきちんと見るのも初めてなので楽しみにしていた。混雑で入場制限20分待ちだったが、思ったよりもスムーズに進行し、快適に絵を楽しむ事ができた。
 前半は写楽以前、同時代の絵師も取り上げていて、同じ役者の絵を並べて比較されていて、興味深い。後半は一気に写楽の絵がずらり並ぶ。前期の大首絵の迫力と斬新さ。明らかに身体のバランスはおかしいのに、これでいいのだと説得されてしまう。中期の細かさも眼を見張るものがあったが、後期になるにつれ迫力が薄れ、細部まで書き込む一方でどんどん絵が平坦になっていって魅力がなくなっていく。わずか10か月でここまで変化するものか。
 ショップで土産もちょっと買って退散。上野からぐっと足を延ばして吉祥寺へ移動。リブロでいつもより贅沢に本を買う。先日、臨時収入があったのだ。それでも本数冊なんだから貧乏性というかなんというか。「まめ蔵」でカレーを味わってから散歩しつつモトヤまで行ってコーヒーといつものパターン。
 帰宅。テレビをつけたら『ターミネーター2』が放映されていたので見る。いろいろ矛盾もある映画だけど、好きなんだよな。それにしてもこれ1991年、20年前の作品かよ。うー、時間の経過を感じる。
 そのままつけていたら「サタデー・ナイト・ライブ JPN」が始まった。あの「サタデー・ナイト・ライブ」の日本版を、という事らしい。元ネタは知らないけど、普通に番組として微妙なものだった。音楽パートはともかく、コントパートの完成度が低すぎないか。生放送でやるには中途半端な出来。単体としてはさんまも岡村も今田もおもしろいのに、もったいないな。
 明日は日曜。金曜休みをもらっていたので、たっぷり休んでいる気分になる。まぁ明けたら忙しくなるんだから、いまのうちだけだしな。