これぞ梅雨、という曇天模様。最近、休日は10時まで寝てしまうのだが、今日は9時には起床。一時間早いだけで、午前がずいぶん長く感じる。ネットで映画の作品と時間を調べて、ちょうどいい作品のチケットを購入しておく。
地元で昼飯を喰ってから日比谷へ行き、TOHOシネマズ シャンテで『闇の列車、光の旅』を見る。東京ではここくらいでしかやっていないせいか、結構な混み具合。「ここではないどこかへ」、逃げて逃げて、逃げ続けた先へ。若者の無軌道な暴力と衝動、そして友情と愛情。斬新な内容ではないが、南米の時に厳しく、時にやさしい光が印象的。暑い国の話なのに、どこかひんやりした手触りがあった。
すぐさま新宿に移動し、角川シネマ新宿で『ヒーローショー』を見る。あまり見る気はなかったのだが、知り合いの映画プロデューサーが熱烈に薦めてきたのだ。うん、確かにおもしろい。宣伝文句の「青春バイオレンスエンターテイメント」なんかではなく、もっと低体温。好きじゃないが、かなりのものだ。井筒監督の本気、さすがと言える。でもヒットしていないようだが。
今日見た二本は、どちらも「希望」や「生きる事」を描いているのだが、おもしろいほど質が違っていた。
ところで、角川シネマ新宿のシネマ2では、『ヒーローショー』の前に『ACACIA-アカシア-』が上映されていたはずなのだが、上映後に開いた扉からは一人も出てこなかったような気がする。一体どうなっているんだろう。アントニオ猪木主演ならば見るべきかと思っていたが……やめとこうかな。
ポツリと雨が降り出したので、早足で帰宅。夕飯は家でそうめん。今年初。うまい。
食後、『ルパン三世 カリオストロの城』を見る。あまりに有名なせいで、これまで見た事がなかったのだ。その事をTwitterで呟いたら、「見るべし!」という声をいただいたので、今日鑑賞。序盤のカーチェイスで燃える。そして名シーン、名ゼリフの数々は宝石のようだ。これが「ルパン三世」と言われるとちょっと違和感あるのも確かだが、逆に確かにルパンだとも思う。嫌いな人がいるのもわかる。まぁ俺はおもしろいからノー問題です。とっつぁんの最後の有名なセリフは、単体で知ると「くっせー」と思うだけだが、通して見た最後に出てくると、俄然グッと来てしまう。長すぎず、短すぎず、リアルすぎず、マンガすぎず。すばらしいッ!
風呂に入りながら映画の感想をまとめるも、一日で映画3本も見るとまとまらない。というか、前に見たのも合わせれば新作だけで5本ある。まったりでいいから、書いていきたい。
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