不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

十年ひと昔

 昨日の野田地図に触発されて、押し入れの奥にしまってあったビデオ箱を発掘し、久し振りに開ける。野田秀樹作品では『TABOO』『半神』『赤鬼』(いつのだ?)『Right Eye』『パンドラの鐘』『オイル』があった。その他に三谷幸喜オケピ!』、大人計画『ニンゲン御破算』、ピーター・ブルックの『ハムレット』、蜷川幸雄の『ハムレット』、「新日G1」(たぶん中西学優勝年とその翌年)、「PRIDE 高田延彦ラスト」、「RINGS」(田村潔司vsヘンゾ・グレイジー)、シティボーイズの何か、サザンオールスターズいくつか、「トップランナー」(たぶんミッシェル)などなど。市販ビデオではThe Yellow Monkeythee michelle gun elephantHi-standardなどなど。ネットもまだ黎明期だったので、ビデオを活用していたんだなぁ。なんだか、当時の自分の熱を感じる。
 その中から、『パンドラの鐘』を鑑賞。久し振りに見るが、出演者みな若い。1999年、いまから11年も前なら当然か。いまから11年後となると、げ、40代じゃないか。十年ひと昔とはよくいったものだ。
 思えば、この『パンドラの鐘』を世田谷パブリックシアターで生で見た事が、その後の自分の人生の方向を決めたと言ってもいい。こんなところに辿り着くとは、夢にも思っていなかったが。
 あれから11年の歩みと、これから11年の歩みを思いながら、古代と現代が交わる物語を見つめていた。