不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

祈り

 NODA MAP 第15回公演『ザ・キャラクター』を見た。野田秀樹特有の、現在と過去、現実と虚構の二つの世界が同時に進行し、後々クロスし混濁していく独特の世界が冴える。とはいえ、今作は近い時期に起こった出来事が題材になっており、より「現実」の色が濃かった。観劇後、一緒に見たkjは「現実」に足を突っ込みながら「現実を描いた虚構」という視点で、俺は「虚構」に足を突っ込みながら「虚構が浮かび上がらせた現実」という視点で見ており、その差異がはっきり出てきた感想になって、おもしろかった。戯曲が掲載されている『新潮』2010年7月号を買ったので、セリフや言葉遊びを確認し、もう少しこの辺をつめてから感想を書きたい。が、書けるかなぁ。

 書く、書き、書け、書こ、過去を書こう。

新潮 2010年 07月号 [雑誌]

新潮 2010年 07月号 [雑誌]