不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

母校にて

 某シンポジウムに行った。午前10時から18時まで、休憩があるとはいえ8時間の長時間。座って聞いているだけでも疲れた。特にパネリスト5人中3人が外国の方で英語を話し、それを同時通訳で聞くのがきつかった。なんせ、抑揚が一切ない。気づけば睡魔に負けていた。
 それで思い出したのだが、ずいぶん前に外国の劇団の公演を見に行った時も同時通訳で見た。演劇だろうが、同時通訳はやっぱり抑揚がなくて、でも役者は当然演技をしているわけで、脳が分離するような気分になったものだ。結局、「ハムレット」か「マクベス」だったか、内容は覚えているし、セリフもおぼろげながら英語でもわかるので、イヤフォンを外してしまった。とはいえ、通訳が感情たっぷりで演技されても困っただろうけど。
 今日の通訳者の一人が、「〜であるわけでございますから、〜〜なわけでございます」という口癖で、きっとこの人は通訳の時だけこの言い回しを使ってしまうんだろうなと思いつつ聞いていた、