内田樹『日本辺境論』を読んだ。本人が書いているように目新しさはないものの、最近精彩を欠いていた内田樹の本の中ではもっともおもしろかった。が、ちまちまと読んでしまったせいか、イマイチ頭に入ってこず。新書は一気に読まないといかんな。橋本治を意識した文体と内容だが、橋本治のひねくれ、ねじれっぷりには遠く及ばない(及ばなくてもいいんだけど)。内田氏は素直な人なんだろうな、と内容とは全然関係のないことを思った。

- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: 新書
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