恵比寿で姉と待ち合わせて、昼飯。まだ恵比寿ガーデンシネマが独特のラインナップで、良作をばんばん上映していた頃によく行っていたカフェへ行く。何年ぶりだろう、たぶん7、8年ぶり。脇道の奥まった場所にあり、ちょいと室内は暗めで落ち着く。平日しかやっていないので、働き出してからはなかなか来られなかった。
ランチは5種類くらいの石焼ごはん(?)から選ぶ。店内もメニューも、何にも変わっていない。和製アンソニー・ホプキンスみたいなジイさんウェイターも健在。相変わらず丁寧で腰が低い。味も全然変わっていなくて、たいへんうまい。変わったのは俺の食べる量で、前はぺロリだったのに今回はギリギリだった。
先週来たんだっけ? と勘違いしそうなほど変わらない店。変わってしまったのはこちら。なんか、いろいろな思いがこみ上げてきて、一瞬、泣きそうになった。ランチでセンチメンタル。涙腺ゆるいなぁ。
喰い終わった後に向かったのは東京都写真美術館。三つの写真展を堪能。
どれもよかったです。個人的にヒットしたのは稲越功一氏の初期の写真。横長で、のっぺりしているのに奥行きがある、独特の遠近感。カメラを持って旅に出よう。もっと写真を撮ろう。俺は絵画よりも写真の方が自由なんじゃないかと思うようになったのだが、それ以上はまだ言葉にできない。
散歩がてら代官山まで歩き、茶をしばく。姉は髪切りなので別れて、俺は渋谷に出る。TSUTAYAでCDをレンタルし、本屋に移動しようとしたら姉から電話。もう終わったそうな。一時間とは早い。というか、俺は一時間もTSUTAYAで悩んでいたのか。
HMVで再び合流。店内ではGROOVE LINEが放映中だったので見学。これ、ラジオで聴くよりも現場で聴いた方がおもしろいぞ。どんなラジオ番組だよ。最近になって、ようやくピストン西沢がおもしろいと思うようになってきた。
リブロに行って、姉に『臨死!!江古田ちゃん』を買わせる。絶対好きだと思っていた。そのまま上のトラジで夕飯。肉よりサイドメニューが多いという、珍しい構成。満腹。
東急ハンズに寄ってからまた茶をしばく。そして解散。
なんか、今日一日長かったなぁ。いろいろ堪能できた。