ひょんなキッカケで、何年振りかにX-JAPANの“紅”を聴いた。
いま聴いても古びていないですな。好きな音ではないけど、かっこいい。ちょいドラム音のおかずが多すぎるけど。なによりhideは本当に魅力的。生きていてくれたら、楽しい事をたくさんやったろうなと思う。残念無念。それにしても、ハードロックでここまで成功したのって、日本では後にも先にもXだけではなかろうか。いるか、ほかに?
そのひょんな勢いのまま小松成美『YOSHIKI/佳樹』を読んだ。解散から再結成までの話かと思ったら、Yoshikiの自伝的ノンフィクションだった。父親の自殺とか、噂のYoshiki伝説とか、Toshi脱退時の話とか、まぁ知らなかった部分もあったけど、だいたいは知ってる話でちょっと拍子抜け。あくまでYoshiki側の視点だけなのも、ちと不満。しかし、さすが小松成美、10年かけた取材と硬派な筆力でなかなか読ませてくれる。
意外だったのは、Yoshikiが経営的才能があった事。レーベルの社長として、交渉役として、宣伝マンとしての才能があった。これがX成功の最大の要因の一つだと思う。もう一つ、Yoshikiとhideがかなり仲がよく、2000年にはX再結成を目論んでいたも意外だった。
いっちばん意外だったのは、俺自身がXについて結構知っていた事。アルバムは一枚も持っていないし、知っているのは代表曲だけなのに、なんでこんなに知識があるんだろうなぁ。
最後に、これも貼っておく。高田純次がすごいのか、それと渡り合った(?)YoshikiとXがすごいのか。笑えるのはたしかである。
- 作者: 小松成美
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- 発売日: 2009/05/25
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