不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

午前4時までに

 DVDで『PTU』を見た。監督はジョニー・トー。背景や状況説明一切なし、映像で全てを語る。冒頭、レストラン内のシーンで、セリフなしでその場の力関係を完璧に見せてしまう構成と演出は凄い。夜の香港、スポットライトを多用し、明暗のコントラストがカッコ良すぎ。映像センス冴えわたる。
 ハードボイルド短編小説のように無駄がなく、映画的興奮、快感はあった。しかし緊迫感はやや薄く、クライマックスの爆発力も弱い。少々、だれるところもあった。物足りなさあり、惜しい。

PTU [DVD]

PTU [DVD]