不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

年に一度の

 再読。至福。

「君は私の多くの部分を買いとっていたんだよ、テリー。微笑みやら、肯きやら、洒落た手の振り方やら、あちこちの静かなバーで口にするひそやかなカクテルでね。それがいつまでも続けばよかったのにと思う。元気でやってくれ、アミーゴ。さよならは言いたくない。さよならは、まだ心が通っていたときにすでに口にした。それは哀しく、孤独で、さきのないさよならだった」