不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

年始派訪問日記

 後輩と某県某市にある上司宅へ訪問。部の人は毎年正月に遊びに行っているが、俺は毎回都合が悪く行けなかったのだ。いちばん長い付き合いなのに。今年、ようやく。
 挨拶をして、入っていきなり書斎を見せてもらう。「まだ整理し終わっていない」という部屋は、本棚、本棚、本棚、そこに入らなかった本達で埋め尽くされている。うわー、想像以上だ。そこを見ているだけでも飽きない。先日買ったという雑誌類も見せてもらった。なんと『世界』創刊号。執筆陣は和辻哲郎美濃部達吉志賀直哉里見紝。うは、凄い。
 リビングへ通されたら、また壁一面の本棚。こちらは少し整理したようで、スッキリしていた。ここも、眺めているだけで時間が過ぎそうだ。さらにこの家には猫が6匹もいる。猫と本。パラダイス。
 おとそで乾杯。俺はなめるだけ。おせちをつまみながら、談笑。本の話、映画の話、生活の話、仕事の話……気付いたら夜。早ッ! 毎日のように顔を見て話しているのに、正月にまで会って話すんだから、仲がいいよなぁ、我ながら。ちょっと真面目な話もできて、よかった。
 具体的にどうというわけではないが、上司の家を見て、ちょっと刺激になった。出世するとか、家を持ちたいとかではなく、もっと感情的な面で。うまく言えないけど。
 お土産まで貰って、帰る。次回は万全の体調の時に来たいぜ。
 帰宅し、我が猫がニオイを嗅いできたが、何の反応もない。他の猫のニオイしなかったわけはないのに。淡白な猫だ。誰に似たんだか。