不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

Uの過去と現在

 田村潔司vs桜庭和志の試合自体については、また後日書くとして。
 Uから離れレガースを「懐かしい」と言う桜庭を、Uにこだわりレガースをつけた田村が、否定してきたMMAの象徴と言えるオープンフィンガーグロープを付けて拳を振り下ろす。これが流されている裏では、PRIDEの象徴だった高田延彦が中心となったハッスルで、14年前にヒクソン・グレイシーに惨敗した安生洋二と泰葉のプロレスが放映されていた。
 ハッスルの興業自体は30日だったわけだが、この奇妙な構図に何かを思わずにはいられない。勝負という理想、プロレスという現実。
 この、時間・空間を超えた構図を、前田日明はどこで葉巻をくわえながら眺めていたのだろう。