愛はどこだ？

　とり・みき『とりの眼ひとの眼』と『愛のさかあがり』上下を読んだ。
　『とりの眼ひとの眼』は文字のエッセイでイマイチ。でも、日記はよかった。
　『愛のさかあがり』は漫画家ミキヲちゃんが愛を探して放浪するという設定のエッセイ、レポート漫画。観察眼、着眼点がすばらしくおもしろい。
　両方に出てくる田北鑑生氏が働いていた下北沢の本屋「BOOKSおりーぶ」、何度か行った事がある。その頃は田北氏どころか、とり・みきの事も知らなかったので、おもしろい本屋だな、としか思っていなかった。普通の棚だけでなく、エロも充実していた。数年後に閉店した時はガックリした。あそこにいたんだなぁ。
　ちょいと、とり・みきを気にする事にする。

とりの眼ひとの眼 (ちくま文庫)

愛のさかあがり (上) (ちくま文庫)

愛のさかあがり (下) (ちくま文庫)